2018年06月18日

平成30年 6月添え状より

六月は「水無月」、梅雨から夏という気候の変化が大きい時期です。皆様におかれましては、お変わりございませんか。

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私は先日来、疲れからか目が腫れ、いつも以上に足も動かない状態が続きました。

でもこんな時はできるだけ睡眠をとると、身体が復活するのが分かります。

足が悪くなってから、もう3年。鋭い痛みの日と、ひどくない日が交互にきます。ケアの継続を怠って机に向かう仕事ばかりしていると、すぐ酷い状態になるので、通院の他は時々プールに行ったり、ミニ体操をしたり。でも、こうして病気になってみると、たくさん気付くことがあります。健康だと気付かなかった沢山のこと。そして今は、こうした大切なことに気付くために、痛みの伴う病気になったのではないかと思っています。


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 映画評論家のおすぎとオカマの一卵性双生児でお馴染みのピーコさんは、左目に義眼をはめています。なんでもメラノーマ(悪性黒色腫)というがんを患い、摘出手術をしたそうです。片方の目が見えなくなって辛い時、おすぎさんや、黒柳徹子さん、周りの友達が支えてくれた。それまで、ピーコさんは自分一人の力だけで生きていると思っていて、人の悪口を言う嫌な奴だったけれど、自分は大勢の人に支えられていたんだと、病気になって初めて気付いたというのです。その後、東日本大震災の被災地でボランティアで歌ったり講演をしたり。病気を経験したからこそ、できたことだと言います。


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この話を聞いて、私の辛さなどまだまだですが、気持ちは分かる気がしました。どんな生き方をすべきか。辛い時、どうしたらいいのか。人にはどう接するべきか。困っている人に、どう話し掛けたらいいのか。

その答は、自らの体験に勝るものはないからです。『あなたのその苦しみには意味がある』(日本経済新聞出版社)の中に、人生のすべての出来事には、そのとき起こらなくてはいけなかった必然的な意味がある″というくだりがありますが、多くの人にとっての一番の苦しみ、それは病気ではないでしょうか。もちろん病気には、ならない方がいいに決まっています。でも病気は悪いことばかりではないのです。気付きと、学びの宝庫だからです。

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今、病気で悩んでいる人がいるとすると、「無茶苦茶言うな!」と叱られるかもしれません。でも中には、言っていることがわかると思ってくださる方もおられるかもしれません。「辛かった、いや今も辛いけど、病気になって良かった」と。心まで病気になってはいけないということを。

ピーコさんは、こうも言います。「道端の小さな花に気付いたり、暑くて大嫌いだった夏の風を心地よく感じたり。空もよく見上げるようになり、片目を失って見えてきたものがあった」と。健康じゃなくなっても、満たされるもの、それは、気付きのチャンスではないでしょうか。病気になってはじめて大切な何かに気付くことができたという方も少なくありません。そして、自分の周りにおられる年齢からくる病いや、突発的な障害にあっても、周りの人には優しく気遣い、すっきりと健全に生きておられる諸先輩の皆様方に、私は感激しております。

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さて六月の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までお気軽にお問い合わせをお願いします。毎日ちゃんと栄養を摂って、寒暖の差の激しいこの時期を乗り切ってください。

                平成30612日 総施設長  神原美智子

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posted by 施設長 at 07:24| 日記

2018年05月26日

平成30年5月 添え状より

桜の春が終わり、爽やかな緑の初夏の到来です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。


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初夏のみずみずしい美しさは、世界に広く共有されているようで、たとえばドイツ歌曲の中にもこの季節の美しさをうたった歌が存在します。その中でもロマン派の代表的な作曲家シューマン(1810-1856)の、これまた代表的な歌曲集「詩人の恋」が有名です。


夢のように美しい5月・・・  つぼみがいっせいに弾ける5月に

ぼくの胸に花開いたのは  あのひとへの愛でした

   

夢のように美しい5月・・・  小鳥がいっせいに歌いだす5月に

ぼくは打ち明けました   あのひとへの憧れの想いを


 誰ですか、もう、そんな気持ち、とうに忘れたなんて言う人は これからの季節は野に山に、あるいはデイで、皆とおでかけして、緑をいっぱいに眺めませんか。目によいと言われる《みどり》。 みずみずしく生命力にあふれた初夏の緑を眺めて、自然からの生命力、生き生きと活動する力をいただきましょう。

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さて、今年で7回目、423日に行われた当社最大のお祭り、『加賀野の森・大お花見会』は沢山の皆さまにお越しいただきまして、今年も盛大に開催することができました。




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会は例年通り、サミエル・ウルマンの「青春」の詩の朗読で始まり、『青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。(略)人は自信と共に若く、疑惑と共に老ゆる。希望ある限り若く・・(略)』 このフレーズ、本当に素晴らしい詩です。今年、朗読したのは山田ケアマネージャー。彼の両親は、二人とも医療ソーシャルワーカーでしたが、田舎暮らしがしたくて、都会から岩手に越してきたということです。


大槻由生子先生の「花架拳」や、天才的な佐藤育子先生のエレクトーン、また海外でも活躍されているYUKI & FATS のご夫婦。皆さまにお世話になりながら、薄紅色の桜は、満開! 華麗なその姿、最高の立姿は、空に泳ぐ桜雲(おううん)のよう・・綺麗でした。

マスコミの皆さまも沢山きていただき、TVも夕方のニュースで3社、次々にニュースになりました。館内美術館も、素晴らしい絵をお借りして展示することができました。この日の模様は、施設ごと掲示されるようですから、どうぞお楽しみください。


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ご協力いただいた江戸千家の皆様や、頑張ったスタッフ達、当日参加して下さった皆々さま、そして今年も樹齢400年の桜さん、見事に咲いてくれてありがとうございました。今年も皆様に本当にお世話になり、心から感謝申し上げます。



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最近は、藤棚やリラの街路樹が目につくようになりました。これから様々なお花を楽しむ会やイチゴ狩りなど、デイサービスを中心にイベントが軒並み続きますね。どの施設の皆さまも笑顔の輪が大きく広がって、毎日を楽しく過ごしていただけますことを願っております。

  

5月の請求書を同封いたします。何かありましたら、総務までお問合せください。晩春の愁いの季節ですので、まだ肌寒い日もあるかと存じます。どうぞおいといください。

                

                  平成3057日 総施設長  神原美智子

posted by 施設長 at 16:48| 日記

2018年04月26日

平成30年4月添え状より

花信しきりの今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

京都や関東は花吹雪舞い散り、仙台は春爛漫あたり。桜前線が北上して、盛岡にも“初桜折しも今日はよい日なり(芭蕉)”と、心浮かれるサクラの季節が近づいてまいりました。


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 この季節になると、当社の「大お花見会」に合わせて、加賀野の森の樹齢400年の大桜がその日、満開になってくれるかどうか。年に一度のお花見会に、散って仕舞って花がなかったらどうしよう、などなど心配が尽きません。やはり、“世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平)”の、心境です。

という訳で、今年の「大お花見会」は、423日(月)。チラシを同封いたしましたので、是非皆さまご参加ください。ご家族さまもお出かけください。




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 この季節になると毎年思い出すことがあるので、今年も書きます。それは丁度、父が亡くなった年、郷里の福島でタクシーの中での運転手さんとの会話です。4月の初め、私が「開花まで、あと1日、2日かしら?」というと、運転手さんはもうすぐですね、と同意しながら曰く「皆さん、桜、桜と気にかけますけど、紅梅、白梅も今とても綺麗に咲いていますよ。誰も梅の開花は気にしないんですね。梅だって美しく咲くし、香りもする、実も成る。梅の開花はいつか、と問う人がいないのは、頑張って咲いている梅に悪いと思うんですが」というのです。確かに紅梅、白梅の見事な時期で、目は美しい梅にも行くのですが、でも周りの桜はどうかしらと桜をつい探してしまい、言われてみれば梅に悪い、そんな気持ちになりました。



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ところが次に別のタクシーに乗った時、この話をすると別のタクシーの運転手さん曰く「それは、引き際でしょう。桜はせいぜい1週間、パッと咲いてすぐ散ってしまう。その引き際が潔くて日本人の象徴、武士道と合致します。それに、花はふつう太陽の方を向いて咲くけれど、桜は下を向いて咲く。人間の方を向いて咲きますからね」と言うのです。どの運転手さんもなかなかのことを言う、ととても感心した次第です。


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 『桜梅桃李(おうばいとうり)』という言葉があります。これは花が一度にパッと咲くという意味ではなく、それぞれの花が、その特性を発揮して、見事に咲き薫ること。同じように人間も、ありのままに人生を咲かせ、実を結ぶことができるということを、仏法では『桜梅桃李』にたとえて説いています。桜は桜らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、李(すもも)は李らしく、と。

 「自分は大して意味をもたない存在じゃないか」とか自分に自信がなくなる時があります。しかし、だれ一人としてこの世に存在価値のない人なんてない、だれでも良いところもあれば短所もある。今いるこの場所で輝いていこう、「自分は自分らしくていいんだ」という『桜梅桃李』とは、勇気や希望を与える言葉です。


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今年も当社では、約10名が入社し、4月に入社式も行います。しかし入社式がない時代もありました。また、辞めていった職員であっても、同じ「今」を生きる人間として、“人に優しく”をモットーに、自分も含めて、皆が良い人生を歩めますように・・。と、春は創世の時期、周囲に恵まれ助けられて今があることへの感謝が沸き上がる季節のような気がします。


4月の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までお問合せください。これから春陽麗和の好季節、健やかなる日々をともに過ごしましょう。         敬 具


                    平成30412日 総施設長  神原美智子

posted by 施設長 at 07:45| 日記

2018年03月19日

平成30年3月 添え状より

Spring has come! 待ちかねていた春がもうすぐやってきます、外は一晩中、雨が降って、雪もだいぶ溶けそうですよ。最近、冷たかった風や、吸い込まれそうな青空の奥に、どことなく春の気配がします。


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皆さま、如何おすごしでしょうか。


『歳寒(としさむ)うして、然(しか)る後松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知る』 今の季節にふさわしい論語です。


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寒い冬になって初めて松や柏が落葉しないことが分かる。人も困難に直面して初めて、その人の本当の姿や実力が分かる。そしてその困難に怯まず、臆せず前向きに進んだ人が、いかなる時でも人に優しくなれる。厳しい冬から、春になる自然の意味も、私達に何かを教えてくれているような気がします。




このお話は、前にも書いたのですが、『デンマークの高齢者が世界一幸せなわけ』(澤渡夏代ブラント著/大月書店)の中で、“幸せとは何か”について、です。デンマークは「幸福度世界一ランキング」でいつもトップですが、この国は高齢になるほど幸せが増す国として知られています。

その秘訣は、考え方にもあります。たとえば問題解決のアプローチをデンマーク人が行う場合、考え方がとてもポジティブ。問題に対してオープンに話す文化があり、何か上手くいかないことがあっても、それをはっきりと伝える。気持ちを明確に言うという風土が、別に相手に社会的な恥をかかせるものではないという意識で、お互いがそれを理解している。会社でも家でも、周りの顔色を伺うのではなく、良い仕事、良い生き方をしたい、という意識を持っている。働けるうちは、週37時間という法律でも縛られた仕事時間の中で、効率よく働いて、あとは自分の時間を楽しむ。子どもが巣立った後は、夫婦だけの生活をエンジョイし、配偶者が欠けても子どもと同居することなく「自分らしい生活」を送る人が大半だといいます。




歳をとる為に生きるのではなく、生きる為に歳をとる。退職後こそが「余生」ではなく、「第三の人生」。そこをいかに活動的に価値あるものにしていくか。第三の人生が人生最高の時と感じられることが、高齢になるほど幸せが増す、といわれる所以です。




私達も、第三の人生こそが人生最高の時にしたいですね。それは思うに、みんなが幸せになってこそ社会が幸せになれるからです。そして社会を良くするために何よりも最初に良くしなければならないのが自分自身の「心の持ち方・考え方」。 『自分の意識がすべてを変える』。私は今足が少し不自由ですが、身体が悪くても、気持ちだけは元気でいる 楽しい人生は自分がつくる と、思っています。


さて三月の請求書を同封いたします。ご不明な点は各ケアマネージャーや総務までお問い合わせください。気候不順な時期、くれぐれもご自愛の程お願い申し上げます。寒さももう少しの辛抱です、元気で明るい春を迎えましょう。


平成3039日  総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 17:19| 日記

2018年02月19日

平成30年2月 添え状より

暦の上では春立ちましたが、変わらずの厳しい寒さが続いております。皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

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日本海側では、強い寒気に加えて、発達した雪雲が流れ込み続けている影響で、とくに北陸から近畿北部では記録的な豪雪となり、交通障害や、除雪や排雪が間に合わないなどの生活障害が発生しています。福井県にいた方の話ですと、真冬と今頃では雪質が違い、氷の結晶のさらさらした雪ではなく、水を含んだ湿った雪で、重くて大変だ、と聞きました。

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水道管の凍結、車の立ち往生、インフルエンザの大流行――。今冬の日本列島は3月まで、たびたび大寒波に覆われる予想ですから、充分気をつけたいと思います。

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インターネットの調査によると、日本人の約半数が最も嫌いな季節に冬を選んでいるところをみると、どうやら日本人は寒さが苦手なようです。でも、低温に関する専門家の研究を集めてみると、冬はある意味で、良い季節なんですよ。

体は寒さを感じると、体温を一定に保とうと熱を作りだすので、冬季はわずかながら基礎代謝が上がるそうです。米ユタ大学のAskew教授によると、震えるような寒さの時は、筋肉の収縮・弛緩作用によって、基礎代謝が顕著に高まり、その消費カロリーは15分で100キロカロリーとも。つまり1時間分の運動に相当するので、ダイエット期間?ともいえそうです。

また、Hong教授とSun教授の論文によれば、寒い室内にいた人は、暖かい所にいた人に比べ、鑑賞したロマンス映画をより高く評価する傾向があるとか。その理由は、気温が低いと心理的にも温かさを求めるので、人恋しさが増して、人との結びつき=絆を強めようとする傾向があるからだとしています。30.2 D.png

絆といえば、世界の祭典、29日から17日間の予定で、平昌オリンピック(第23回オリンピック冬季競技大会)も開催中です。私はオリンピックのプロスポーツ選手を見ていて感動するのは、強い精神力です。気合、集中力、忍耐力、負けん気が強く、我慢強くて、積極的な姿勢。オリンピック選手でも、もともとは弱気で引っ込み思案だった、という人だっていたはずですが、「スポーツを通して精神力を鍛えた」。その姿に感動します。30.2 E.jpg30.2 @.jpg

米国で権威のあるスポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」のメダル予想によると、日本のメダル獲得数は「金」が3個、「銀」が4個、「銅」が7個の合計14個。ソチ五輪では「金」1個、「銀」4個、「銅」3個で計8個だったので、大幅に増える予測がでています。メダル獲得を目指して頑張る選手たちには、素直にエールを送りたいですよね。

「冬ならではのもの」、雪景色、冬の味覚、今年はとくにオリンピック、寒い今の季節もどうか楽しくお過ごしくださいますように。


 2月の請求書を同封いたします。何かありましたら、総務までご連絡ください。

ご健康をお祈りしております。

                 平成30212日 総施設長 神原美智子

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posted by 施設長 at 21:57| 日記

2018年01月14日

平成30年1月 添え状より

あけましておめでとうございます。30.1 @.jpg

新しい年2018年がスタートして、早くも10日。皆さま、お正月はゆっくりお過ごしになられましたか。各施設の元旦・新年会のお節料理は今年も素敵でしたね。華やかで、元日からとても豊かで幸せな気持ちになることができました。

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おめでとうございます・・・お正月から、今年初めてお会いした方に何度、口にしたことでしょう。この言葉は、あて字にすれば、「芽が出る」、物事がこれから始まるという意味ですが、漢字一字でも「めでたい」と読めるものが二つあります。一つはおみくじなどで出るとうれしい「吉」の字。「吉」は、士と口を組み合わせた形で、祝詞には神への願い事を実現させる働きがあると考えられています。祈りが実現して人々は幸せになり、めでたくなる。なので「吉」には「よい、幸せ、めでたい」という意味があるわけです。30.1 A.gif

「吉」は会意文字です。

(+)。「斧などの刃物」

の象形と「口」の象形

(「めでたい事を祈る言葉」)から、

めでたい事を祈る儀式で刃物をまじ

ないとして置くさまを表し、そこから、

「よい(すぐれている・めでたい)」を意味する

「吉」という漢字が成り立ちました。


最近では、「アファメーション」と言って、成功者や幸せな人はみんな自然と実践してい

ることがあります。言葉の力で自分の潜在意識に働きかけ、夢や願望を実現させています。アファームとは断言するということなのですが、まず自分が実現したいことをイメージす

る。その夢がまるで現実になったように想像し、それを声に出します。自分が断言したこと

を紙に書いて読み直し、日中も口に出すか、頭の中で繰り返します。そうすると、本当に願

望が叶っていくそうですよ。みなさんも是非、やってみてください。

 もう一つは、「佳」の字です。人+圭ですが、この圭は、象形(「均整が取れている(

体的につりあいがとれて整っている)」の意味)から、「身心ともに整った美しい人」を意味

しています。したがって、佳とは、よい人と言う意味になり、「よい、すぐれている、めで

たい」。佳人は、美しい人、また、よい友人のことを言います。

 「おめでとう」の言葉には、よいことを引き寄せ、悪いことを祓う効果があったのですね。ですから何度でも口で出して言うことが良いということになります。おみくじで凶を引いた人も大丈夫です。さぁ、声にだして読んでみましょう。いちにのさん!

 
      『めでたい、吉(めでたい)、佳(めでたい)

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 今年も沢山のよき事が皆様にありますことを心からお祈りいたします。本年も
うぞよろしくお願い申し上げます。


さて1月分の請求書を同封いたします。ご不明な点がありましたら、総務までご連絡ください。これから一年中で一番寒い大寒を向えますので、お風邪などひきませんようご養生ください。                           


平成30110日 総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 12:26| 日記

2017年12月22日

平成29年12月 添え状より

カレンダーもいよいよ最後の一枚を残すのみとなりました。行く年を惜しみながらも、新しい年に希望を馳せるこの頃ですが、皆さま、如何お過ごしでしょうか。

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12月は、冬が去り春がくる、新年がくる前の月ですが、22日は、二十四節気のひとつである冬至ですね。夏至と反対に、太陽が軌道上の最も南に来て、夜が最も長く、昼が短い日。陰が極まり陽にかえることから、悪いことが続いたあとによい事が巡ってくるという意味があり「一陽来復」の日ともいわれています。

昔から、陰陽五行の根本である黄色を使い、邪を払い疫を防ぐ説から、この日、かぼちゃを食べたり、柚子湯に入る風習があります。「ゆず湯」に入ると『1年中風邪をひかない』という言い伝えがあり、ゆずを果皮ごと食べることはほとんどありませんが、ゆずを浴槽に入れることでビタミンCが果汁・果皮両方から湯に溶けだすそうですよ。

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ゆずは、お肌に良いと言われているビタミンCの含有量は柑橘類の中でもトップクラス。ゆず100g中に含まれる果汁のビタミンC40mgほどですが、果皮には150mgと特に多く含まれています。ゆず独特の爽やかで優しい香りが、お湯に入れるとさらに香りがたち、リラックス効果も期待できますね。

様々なストレスが私たちの健康を蝕む現代ですが、過ぎてゆく一年の終わりには、ゆずをいくつか湯船に浮かべて、日頃の入浴よりも何倍も素敵な最高のリラクゼーションタイムを過ごしてみましょう。

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冬至→湯治(とうじ)、ゆず→融通(ゆうずう)をかけた語呂合わせから、『お湯に入って融通良く行きましょう』という意味もあるそう、このシーズンに、ゆず湯に入るのは、「一石二鳥」!「一柚子来福!?」。

当社の各デイサービスでは、和歌山県古座川産、低農薬ゆずを取り寄せましたので、それぞれの“森の湯”で、ぜひゆず湯をお楽しみください。


さて、今年もまた、ご利用いただいているみなさまがたにスタッフ一同、お幸せのプレゼントが少しでもできたか、たくさん沢山考えました。私ども全スタッフ一人ひとりの性格・考え・態度、オールマイティに個人の資質が問われるのが、私達の仕事です。現在約150名のスタッフが職種を超えて、勉強会や研修を重ね、自分自身の向上に努めることを強化しております。一年のまとめの月として、みなさまにご満足いただけたかどうか、このことが一番心配です。またいくつも壁を乗り越えられたのは、ひとえに皆さまのお力添えのお陰です。今年一年、本当にありがとうございました。

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12月の請求書を同封いたします。ご不明な点は、0196813212の総務まで。

これからクリスマスイベンがいろいろ続きますし、また来年11日は例年通り、豪華お節料理で、どの施設も新年幕開けします。年末にかけて、お風邪などひきませんようご養生ください。 


                  平成2912月8日  総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 07:26| 日記

2017年11月18日

平成29年11月 添え状より

秋が深まり、まるで時雨が降ったかのように露がいっぱいに宿ることを「露時雨(つゆしぐれ)」というそうですが、野原一面の露時雨が朝陽を受けてキラキラと輝く美しさに、今朝は思わず見とれてしまいました。

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    北大銀杏並木


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岩山から街を望む         

足を悪くして「ビタミンDが足りない」とお医者様にいわれてから、できるだけ朝の散歩をするようにしていますが、気がつけば鮮やかな錦の野山の色が時雨のたびに変わり、山も人々もそろそろ冬支度のサインがいっぱい。冬の足音が間近に感じられるようになりました。

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          綱取りダム紅葉                      

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南昌山              

みなさまは、如何お過ごしでしょうか? 当社では紅葉ドライブの行事も終わって、これからクリスマス、お年越し、お正月と一年の中で一番行事の多い楽しい繁忙期を迎えます。それにさきがけて、11月には施設により岩手大学ジャズ研究会や、紅舞踊団の来館など色々な催し物もありますので、楽しみにお待ちください。


 『老いのうまみ(・・・)を味わわなければ生きてきた甲斐がない』という本の帯の言葉に惹かれて、最近、曽野綾子の「老いの僥倖(ぎょうこう)」という一冊の本を手にしました。

『人間は苦しいことがあればあるほど、上等になる/老年になると、人間の弱さが痛いほどわかる/孤独を味わわないと人生が完結しない』など、とても身にしみる言葉で満ち溢れています。曽野綾子氏自身も、うつ病や不眠症、また一昨年には三浦朱門氏の介護、看取り、ご自身も膠原病の一種でシェーグレン症候群で数日おきに微熱がでてだるくて動けなくなる病気をもっておられるようです。また目もお悪いようですが、世界旅行にも出かけられています。

『もういつ死んでもいいという感覚には、すばらしい解放感があった。しかし青春と違うのは、私が常に終焉(しゅうえん)に近いのを感じつつ生きていることだ。それゆえに、今日の生はもっと透明に輝いている』。

“自分の恥を言えるのは成熟の証”といい『若い時には、自分の恥をさらりと言えない。自分の失敗も、親の職業も、家に金がないことも、兄弟に困った男がいることも、今苦しんでいる病気もすべて隠さなくては、と思う。(中略)

しかし、中年になれば、世界中の人は、多分自分と同じようなものだ、と思えるようになってくる。若い時に試験に落ちて自暴自棄になったことも、ちょっと法律に触れるようなことをして生きてきたことも、女を捨てたことも、金を踏み倒したことも笑って言える。(中略)私たちは人がする程度の悪いことなら簡単に出来る。浮気、脱税など、できればしたいとほとんどの人が思うし、一生で激しく憎んだ相手に対して殺意を覚えたことのある人もそれほど珍しいわけではない。(中略)それは、人間性の成熟がなければ、言えることではない。年長者、中年にならなければ、「私も同じようなことをしましたな」「私もそうしたでしょうね」とさらりと言えないのである』。また、“年をとるほど快楽は増える”など、とても面白い本でした。いつか、またこの本のお話はしたいと思います。

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  今年2回目のバラが咲いています 

さて11月の請求書を同封いたします。お問合せはお気軽に総務や担当者までお願い致します。これからは寒さも増して参りますが、元気に今年を締めくくれますようお身体おいとい下さい。

平成291113日   総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 15:36| 日記

2017年10月18日

平成29年 10月 添え状より

啓 今月に入って5日に、岩手山と八甲田山から今季本州初の初冠雪の便りが届きました。岩手山では平年より8日、昨年より2日ほど早いそうです。

紅葉も日ごとに増す十月、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

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吹きよれば身にもしみける秋風をいろなきものと思ひけるかな  〜紀友則・古今和歌集


夏の暑さと喧騒が静まれば、人それぞれに感じる「色なき風」。冬を目の前にして色なき風が吹くと、人は誰でも、心は秋独特のわびしいといった身に染みる寂しさに「わけもなく気分が落ち込む」ようです。

気温も下がる秋は、夏の湿気や陽炎のようなモヤが晴れて空気が凛とするので、物事の輪郭がはっきりとして、急にハッとしたり、じっと考え込んでしまう傾向があるのは、実は自然界の影響もあるようです。


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冬は冬眠する生物もいるなど、食料が減り生物の行動は制限されるので、人間は寒さの厳しい死と隣り合わせのような冬の季節の前で、生命の基盤を固める必要がありました。現代は、四季によって昔ほどの影響を受けることは少なくなりましたが、体調や感情は太古からの記憶を受け継いでいますから、先人たちの季節に対する思いを知らず知らずに踏襲しているのかもしれません。

そう考えると冬の前の“秋”は、とても大事な季節です。実際、素敵なことがいっぱいあるのも秋なんです。稲穂や果物などが、収穫の時をむかえ、鮮やかな赤や黄金色に彩られて人間の目をひき、美味しいもので溢れます。

つまり食欲の秋! 何といっても実りです。新米に始まり、海の幸、山の幸、とびきり美味しいものをいただくことが、生きる上での快感であり、喜びですから。

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人間の幸福は、美しいと感じたり、美味しいと感じたり、うれしいと感じたり。幸福というと大きなものをイメージしがちですが、「幸福感」というのはいたって身近なものです。


先日、109日は紅葉ドライブ第一弾で、八幡平市の『いこいの村』で、豊穣の秋を楽しみました。三浦わたるさんの人生を感じる演歌も最高でした。


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次は、旅行の秋。何といっても紅葉狩り。1020日、今度は、盛岡近郊で1.2を争う紅葉スポット、   南昌山の圧巻の紅葉を見に行きませんか? まだ受付可能ですので、是非ご参加ください。


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また秋は、枯葉散る音も聞こえてきそうな静かな時間に、読書も楽しいものです。どんな本を手にするかで、素敵なタイムトラベルができますよ。

秋の日はつるべ落としとも言われます。あっという間に通り過ぎていく秋を自分なりに充実させて、実り豊かな時間になるようにしませんか。


10月の請求書を同封いたします。お問合せはお気軽に総務や担当者までお願い致します。

ご健康に留意され、味覚の秋、行楽の秋を存分にご満喫ください。


                 平成291011日   総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 08:14| 日記

2017年09月12日

平成29年9月 添え状より

空気が澄んで月の位置も高く、1年中で一番、月がきれいに見える9月。リーンリーン、キリキリキリ・・・虫たちが競って夜の音楽会、音で季節の移ろいを感じる頃となりました。いつの間にかもう辺りはすっかり秋色。 皆さま如何お過ごしでしょうか。


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さまざまの虫のこゑにもしられけり 生きとし生けるものの思ひは



鈴虫や松虫など、さまざまな虫がさまざまな声で鳴き、それらの声に「生きとし生けるもの」のそれぞれの「思い」が知られる、という明治天皇の御歌です。皆、それぞれでいいんだ、自分は自分だからいいんだ、みたいな気持ちになります。

ここまで書いていたら、映画にもなった漫才師の島田洋七さんの佐賀のおばあちゃんがばいばあちゃん/徳間文庫)のエピソードを思い出しました。


 お腹が空いて「腹減った!」と子どもの洋七さんが言うと、おばあちゃんは「気のせいや」と返し、「成績悪かった。体育は5だけど、あとは12のオンパレード。ごめんね」と言うと、「大丈夫!足したら5になる。心配するな人間は総合力や」と言ってくれる。
 世の中には人の数だけ生き方があり、何万種類の仕事があり、それぞれに応じて頭のよさやものの考え方、アイデア、体力などが必要となる。それが世間というものだから心配するなという説教をユーモアで一蹴しています。いい話です。


秋は、冴えわたる月を見あげていると、月と自分だけ、「宇宙的な感覚」や「悠久の時」を感じることができます。だから目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまう時、ふと顔を上げて空を見あげてみませんか。丁度、カメラレンズの焦点をフォーカス・インからフォーカス・アウトにする感じ。その時、「生きている」から「生かされている」、そんな感じになることができたらビンゴ! その瞬間、宇宙とつながっているんだそうですよ。


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秋は素敵な季節ですね。918日から敬老週間もはじまります。どの施設も催し物が目白押し!今年もご利用者様全員に紅白の祝饅頭と、名入れタオルをご用意させていただきました。

また、この敬老週間が終わると、紅葉ドライブの先陣をきって、109日は、「いこいの村岩手」でお食事会。昨年もグランドホテルにきていただきましたが、盛岡出身、全国区で活躍中の歌手・三浦わたるさんが、いこいの村で歌を披露してくださいます。紅葉ドライブは10月、11月とありますので、どれもご一緒できたら、いいですね。敬老週間が終わった辺りで、紅葉ドライブの案内チラシを配布いたします。宜しくお願いします。


さて、9月の請求書をお送りいたします。何かありましたら、お気兼ねなくお知らせください。

朝夕めっきり涼しくなりましたので、体調管理にお気をつけください。  敬 具


平成29年9月10日   総施設長 神原美智子
posted by 施設長 at 06:13| 日記