2017年06月18日

平成29年6月 添え状より

クチナシの花が香る季節になりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今朝、散歩の時、小さなカタツムリを見つけましたよ。

今の季節は、少し歩いただけでクレマチスやオダマキ、ルピナス(昇り藤)、薔薇などが咲いているのを見ることができます。はるか昔、私は大切な人に先に逝かれ、嘆き悲しみながら、数年、雑草はじめ野山の花の写真ばかり撮っていた時期がありました。そして後年つくづく自然の草花は、どんな時も心をいやしてくれることに気が付きました。さりげない花々が、美しく咲いて人間にエールを送ってくれている、そんな気がします。




29.6.jpg29.6.2.jpg


29.6.3.jpg29.6.6.jpg29.6.7.jpg


そしてエールといえば、雨の日や雨があがった時、紫陽花の葉などの葉の上にいるカタツムリもそうです。

『 たゆまざる 歩みおそろし かたつむり 』は、日本を代表する彫刻家(美術家)である北村西望(せいぼう・18841987)氏の座右の銘として知られています。《氏の代表作は、「長崎平和祈念像」》。

かたつむりはとても小さな生き物ですが、北村氏が長崎の平和祈念像をつくっていたある夜、足元にかたつむりをみつけました。すると、翌朝にはそのかたつむりが10mもある像のてっぺんに上がっていたのです。

それを見て、北村翁は、気が付いたといいます。『たゆまざる 歩みおそろし かたつむり』・・・これは、少しずつでもいいから歩み続けることが大事であるということ。人の一生も同じです。毎日着実に歩んでいくことこそが素晴らしい。氏は若いころ、ライバルに次々と先を越され、ずっと花開かず、彫刻をやめようと何度も思ったことがあるそうです。でもカタツムリを見て、自分は天才ではないから、他人が5年でやることを倍以上の時間をかけてやるしかない、と悟ったといいます。諦めずにやるというポリシーで地道に実直に、数えの104歳で亡くなるまで、現役で作品をつくり続けていかれました。

一歩ずつ歩む大切さを、かたつむりは今日もどこかで雨に打たれながら、私たちに教えてくれているような気がします。


29.6.8.png29.6.4.jpg


加賀野の森では、最近、入居者様のご自宅の庭木を沢山、ご寄付いただきました。そしてまた加賀野・福寿・香寿と、ご利用者様が、お庭を手入れしてくださっていますこと、本当に感謝申し上げます。

盛岡ももうすぐ梅雨入り、街に傘の花が開く頃となりますが、雨の毎日でも気持ちだけはさわやかに、ご自愛専一にお願い申し上げます。


               平成29613日    総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 07:57| 日記

2017年06月04日

平成29年5月 添え状より

拝啓 加賀野の森の前庭にある樹齢400年のエドヒガン桜も、花びらにおおわれた艶やかな春の衣から、今は新緑の萌黄(もえぎ)色に装いを変えています。



隆々と葉が茂る葉桜が美しい季節、皆様、如何お過ごしでしょうか。






この大桜のもと、今年、第6回を迎えた「大お花見会」も、425日に無事開催することができました。たくさんの皆様にお越しいただき、本当にありがとうございます。



私たちスタッフは毎年、「今年の桜は一番」と言っていただくのが、最高の喜びになっています。(桜はたしかに、年々美しさを増しているようです。)



風が強く、天気も変わりやすいこの時期に、“晴天で満開になりますよう・・”、イベントの日を決めるのが結構大変です。今年は一旦決めた開催予定日を、その時の桜がまだ硬い蕾なので、前日に思い切って1週間伸ばしたという経緯がありました。急遽変えて大変ご迷惑をおかけいたしましたが、最初の予定日が、豪雨という天気予報でしたので、それぞれの担当の皆様が延期することを快諾してくださいました。







さて、緋毛氈(ひもうせん)に紅い野点傘、年に一度の素敵な光景です。今年のお花見会も大人気の「野点(のだて)」からスタートしました。特注で二葉屋さんに作って頂いた桜色のお饅頭をいただいたあと、口の中にかすかに甘みを残して、満開の桜を仰ぎながら味わうお抹茶。至福のひとときです。こんな贅沢な気分でお茶をいただけますこと、毎年ご厚意で江戸千家不白会の皆様が、本格的な野点の会を開いてくださいますこと、このことも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。






 5月 3.jpg




「大変美味しゅう


ございました」



5月 1.png5月 2.png



めんこいTV 「みんなのニュース」で紹介されました。








     



 館内は、岩手にゆかりの作家の作品をズラリと並べ、「館内美術館」に変身させました。  毎年この絵の展示で活躍するのが、イラストレーターでもあり、当社のケアも手伝って下さっている馬淵さんや、福祉用具担当の吉田彰さん。そこに、今年からスタートした就労支援部の絵や制作物も加わり、見ごたえがありました。



今年の絵は、加賀野の森の住人でもあります黒澤奏様に相談申しあ



げたところ、黒澤様のご友人でもあり民家画廊「ダダの家」・農学博士



戸田忠祐様をご紹介いただき、快くたくさんの絵をお借りすることが



できました。この他、佐藤久仁子さんの刺繍作品も1階にまだ展示中



ですが、どれも素晴らしい作品の数々でした。





5月 6.jpg




中村座の華やかな踊り。


中村さん、ステキ!








5月 4.png5月 5.png





IBC岩手放送 「ニュースエコー」でも紹介されました。











就労支援部では、イベント前に広い加賀野の庭の雑草を取ったり、木工作品や詩の展示、さらにイベントではピアノ演奏や歌の披露など大活躍!当社スタッフ、機能訓練センターのリーダー・北田率いるダンスチームも、キレのいいダンスに惚れ惚れでした。眼が不自由なスタッフも十分主役を務めていたのに感動しました。





5月 8.jpg





縁起のいい色打掛に感動!


何十年前に着たかしら?









5月 13.png








夢見ることができれば、それは実現できる! どんな時も素敵に頑張る加賀野機能訓練センター








5月 7.jpg




就労支援部、大活躍。


ぽえむの森バンド、熱唱シーン






惚れ惚れといえば、時々、他の介護施設などにも、ボランテイアで訪れているようですが、当社スタッフ・中村さん率いる「中村座」の歌と踊り。いつもながらにとても面白い中村さんのご主人のお話や、本俸初公開という花嫁姿が見事でした。そして恒例になりつつありますが、大槻由生子先生の花架(かか)(けん)。先生やお弟子さん達の舞は、天女が天空を舞うように優雅で華麗。その上、『イベントの時は何時でも声をかけてね』とやさしいお言葉をかけてくださって、感謝の気持ちでいっぱいになりました。



イベントに参加してくださった先生方、そして、会に参加のお一人ひとりが、「生きる」  って、なんて素敵なことがいっぱい!


と感じていただけたら、イベントは大成功です。





参加の皆様方、本当にありがとうございました。





5月 15.jpg





希望ある限り若く・・「青春の詩」をみんな  


で読みました







5月 14.png5月 10.jpg




"華麗なる舞の如き秘拳"「花架拳(かかけん)」。


70歳をすぎて、ますますお若い大槻先生。







5月 12.jpg   5月 11.jpg5月 9.png




最高のお花見日和に


桜も喜んでいました






さて5月の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までお問合せください。花冷えの季節で、少し肌寒い日もあるかと存じます。どうぞおいといください。     敬 具



                   平成29年5月12日 総施設長  神原美智子


posted by 施設長 at 17:35| 日記