2017年10月18日

平成29年 10月 添え状より

啓 今月に入って5日に、岩手山と八甲田山から今季本州初の初冠雪の便りが届きました。岩手山では平年より8日、昨年より2日ほど早いそうです。

紅葉も日ごとに増す十月、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

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吹きよれば身にもしみける秋風をいろなきものと思ひけるかな  〜紀友則・古今和歌集


夏の暑さと喧騒が静まれば、人それぞれに感じる「色なき風」。冬を目の前にして色なき風が吹くと、人は誰でも、心は秋独特のわびしいといった身に染みる寂しさに「わけもなく気分が落ち込む」ようです。

気温も下がる秋は、夏の湿気や陽炎のようなモヤが晴れて空気が凛とするので、物事の輪郭がはっきりとして、急にハッとしたり、じっと考え込んでしまう傾向があるのは、実は自然界の影響もあるようです。


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冬は冬眠する生物もいるなど、食料が減り生物の行動は制限されるので、人間は寒さの厳しい死と隣り合わせのような冬の季節の前で、生命の基盤を固める必要がありました。現代は、四季によって昔ほどの影響を受けることは少なくなりましたが、体調や感情は太古からの記憶を受け継いでいますから、先人たちの季節に対する思いを知らず知らずに踏襲しているのかもしれません。

そう考えると冬の前の“秋”は、とても大事な季節です。実際、素敵なことがいっぱいあるのも秋なんです。稲穂や果物などが、収穫の時をむかえ、鮮やかな赤や黄金色に彩られて人間の目をひき、美味しいもので溢れます。

つまり食欲の秋! 何といっても実りです。新米に始まり、海の幸、山の幸、とびきり美味しいものをいただくことが、生きる上での快感であり、喜びですから。

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人間の幸福は、美しいと感じたり、美味しいと感じたり、うれしいと感じたり。幸福というと大きなものをイメージしがちですが、「幸福感」というのはいたって身近なものです。


先日、109日は紅葉ドライブ第一弾で、八幡平市の『いこいの村』で、豊穣の秋を楽しみました。三浦わたるさんの人生を感じる演歌も最高でした。


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次は、旅行の秋。何といっても紅葉狩り。1020日、今度は、盛岡近郊で1.2を争う紅葉スポット、   南昌山の圧巻の紅葉を見に行きませんか? まだ受付可能ですので、是非ご参加ください。


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また秋は、枯葉散る音も聞こえてきそうな静かな時間に、読書も楽しいものです。どんな本を手にするかで、素敵なタイムトラベルができますよ。

秋の日はつるべ落としとも言われます。あっという間に通り過ぎていく秋を自分なりに充実させて、実り豊かな時間になるようにしませんか。


10月の請求書を同封いたします。お問合せはお気軽に総務や担当者までお願い致します。

ご健康に留意され、味覚の秋、行楽の秋を存分にご満喫ください。


                 平成291011日   総施設長 神原美智子

posted by 施設長 at 08:14| 日記