2015年08月12日

平成27年8月 添え状より

涼しい季節が待ち遠しい今日この頃ですが、皆さま如何お過しでしょうか。夏といえばお祭り、当社では、合同で7月28日に行いましたが、ご利用の皆様によるカラオケ大会、即売では焼トウモロコシなどがとても好評でした。
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   さて、もうすぐお盆。なのであえて書きますが、私は今年、父を亡くしました。
 現在、大学にも時々行っているのですが、倫理学の授業がとても難しい。例えば、レヴィナスという哲学者が説いた理論から、『他者と死者―ラカンによるレヴィナス』や『存在の彼方ヘ』など読んだのですが、全然わからない! 難解な箇所に何度も立ち往生しました。
 その中で、「存在するとは別のしかた」(autrement qu’être)というレヴィナスの超難解な思想が自分の中で理解できたような気がしたのは、今年3月に父が死んで、実家というもの、父の遺影、何年か振りに多く帰るようになった故郷(福島県南部の小さな町)、こうした過去となったもの達に再会することが、「存在するとは別のしかた」なのだと気づきました。
 死んだ父はもうこの世には「存在しない」。けれども父の生き方、真面目な公務員としての父、ある程度の地位を治めた父、死ぬ間際まで自分のことより臆病な母を心配した父、死んでからも尚、母を守る父の愛。父が語ろうとしたこと、あるいは父がついに語らなかったことについて、私は死んだ後になってから、むしろ死んだ後だから、何度も考えました。私は長女として生まれながら、『家』に入らない自分。これから、どう家と向き合ったらいいのか、母の存在、父の存在。父が生きている時よりも考えました。
 そうしたら「私のフィルターを通した亡き父親」が、私のさまざまなことがらについてどう考えていたのか、父が私の中で活発に機能していることに気がついたのです。存在しないものが、存在するとは別の仕方で、生きているものに「触れる」というのは「こういうこと」かと、そのとき分かりました。だから「死者は生きている」というのでしょうか。今のほうが、ずっと父と会話しています。

【学校では、いろいろな授業があります。先日、国文学実地研究で『遠野物語』柳田国男の研究があり、遠野に行き、座敷ワラシが出るという宿に泊まりました。正直、妖怪とか頭から信じていなかった自分が不思議な体験をしましたので、これは別の機会にお話しますね。】
                    
  7月分の請求書を同封いたします。ご不明な点はご連絡ください。これからも残暑が続きそうです、お身体にくれぐれもご自愛ください。  
                            
敬具
                     
                                                                           
平成27年8月12日 総施設長  神原美智子

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2015年07月11日

平成27年7月添え状より

さんさ踊りの練習の太鼓の音が聞こえる季節となりました。皆さま如何お過ごしでしょうか。
 今年の弊社の夏祭りは7月28日、全施設合同で「大お花見会」の時のように加賀野の森で開催予定です。
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当日は、かき氷や、きゅうりの一本漬けなどかつての縁日を彷彿とさせて喜んでいただこうと、夏祭り担当の福祉用具の職員が張り切って準備中です。

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 また夏祭りは夕方までで一端終了ですが、その夜は加賀野の森は、誕生会。メインは花火大会で、行うのはケアマネグループです。福寿の森の花火大会兼お誕生会は、今月20日、徳寿は22日になっています。ご利用者様には、ご案内いたしますので、ふるってご参加ください。

 

 さて最近、私は一冊の本に出会い、座右の書となる感動を覚えました。どなたもが聞いていた言葉「初心忘るべからず」、それが世阿弥の言葉だったことの衝撃。
 ご承知の方も多いと思いますが、世阿弥は室町時代の能役者です。 12歳のおり、父(観阿弥)とともに演じた舞台で、将軍足利義満に見初められ以後寵愛を受けます。しかし、その立場に慢心することなく、芸の道を究め義満亡き後には、佐渡ケ島送りになるほどの迫害を受けるのですが、一生を「芸とは何か」、人はどう生きるべきか、と沢山の著書を残しています。

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  「初心忘るべからず」は、今では「初めの志を忘れてはならない」と言う意味で使われていますが、世阿弥にとっての「初心」とは、新しい事態に直面した時の対処方法、すなわち試練を乗り越えていく考え方を意味していたようです。60歳を過ぎた頃に書かれた『花鏡』の中で、述べられた考え方は第一に『ぜひ初心忘るべからず』、第二に『時々の初心忘るべからず』。第三に『老後の初心忘るべからず』の3つの「初心」について語っています。                   (the能.comから引用してお知らせします)
  
 

 ■「ぜひ初心忘るべからず」
    若い時に失敗や苦労した結果身につけた芸は、常に忘れてはならない。それは、後々の成功の糧になる。若い頃の初心を忘れては、先々上達することはとうてい無理というものだ。だから、生涯、初心を忘れてはならない。
  
 

 ■「時々の初心忘るべからず」
    歳とともに、積み重ねていくものを「時々の初心」という。若い頃から、最盛期を経て、老年に至るまで、その時々にあった演じ方をすることが大切だ。過去に演じた一つひとつの風体を、身につけておけば、年月を経れば全てに味がでるものだ。
  
 

 ■「老後の初心忘るべからず」
    老齢期には老齢期にあった芸風を身につけることが、「老後の初心」という。老後になっても、初めて遭遇し、対応しなければならない試練がある。歳をとったから「もういい」ということではなく、其の都度、初めて習うことを乗り越えなければならない。




 このように、「初心忘るべからず」とは、それまで経験したことがないことに対して、自分の未熟さを受け入れながら、その新しい事態に挑戦していく心構え、その姿を言っているのです。その姿を忘れなければ、老年になっても、新しい試練に向かっていくことができる。失敗を身につけよ、ということなのです。今の社会でも、さまざまな人生のステージ(段階)で、未体験のことへ踏み込んでいくことが求められます。世阿弥の言によれば、「老いる」こと自体もまた、未経験。だから、そういう時こそが「初心」に立つ時。それは、不安と恐れではなく、人生へのチャレンジなのだといっているのです。
 だからこそ、老年期で何をするかで、人生が違ってくる。私達もご利用の皆さまも、「老い」へのチャレンジャーとして「老いたる時」が人生の最高の時となるように、会社一丸となって方向性を探っていきたいと思います。

 さて6月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までご連絡ください。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。                     
敬 具
                     
                   平成27年7月11日 総施設長  神原美智子
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2015年06月21日

平成27年6月 添え状より

爽やかな初夏を迎え、木々の緑も日増しに深くなってまいりました。皆さま如何おすごしでしょうか。
 先日、あるスタッフから「テレビでタレントのスギちゃんが浅岸駅にいる番組を見たけど、浅岸駅って実際どこにあるんでしょうか?」と聞かれました。浅岸は、加賀野の隣の区域です。だから浅岸駅は簡単に見つかると私は思いました。でも東京の有名タレントがわざわざ行く位だから、何かがあるのかもしれない、次の紅葉ドライブのコースにどうだろうか調べてみよう、ということになりました。ところが・・・。
 一回目、国道106号線に「浅岸駅」の標識を見つけて、幾重にも山々が織りなす深い森にずんずん入ると、不気味なほど静かな世界。途中、民家が数件あるものの、あとは廃墟と化した?
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サイロや牧場が奔放に伸びた草木に覆われるばかり。うねうねと峠を越えて林道はどこまでも続き道路を渡るヤマカガシ(蛇)を見たりして、ひたすら走りました。が結果、浅岸駅は探せず! 


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           仕事の関係で時間切れとなり、あきらめて帰ってきました。その後調べてみると、JR山田線の浅岸駅は今「日本一、乗降するのが困難な駅」と言われていることがわかり、盛岡市内にそんな駅があることが不思議でいっぱいになりました。
 浅岸駅は、岩手県盛岡市新庄字中津川にある、単式ホーム1面1線の地¬上駅で無人(盛岡駅管理)。上米内駅、大志田駅、浅岸駅、区界駅と続き、以前は隣の大志田駅とともに急勾配につきものの蒸気機関車が走っていた時代のスイッチバック駅でした。現在、停車する列車は1日上下各1本のみ。しかも浅岸駅は冬季休業なので、(期間中は全列車通過するだけ)8カ月のみ営業。2014年の秘境駅(ひきょうえき)ランキングで7位しかも隣の大志田駅が6位という鉄道マニア垂涎の駅だったのです。
  二回目のチャレンジで、盛岡市の浅岸にある水道橋から綱取ダム・大葛・銭掛集落を経て、中津川沿いに登って行く市道天神町〜銭掛3号線、それに接続する御大堂林道を経由して、やっと浅岸駅にたどりつきました。

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でもやはり心細くなるような山の中です。今も誰かの帰りを待つように、廃屋が数件。駅のホームからは、昭和32年に開校し、昭和46年に閉校した中津川小学校の木造の校舎が見えます。集落の子供達が通ったその学校は多い時には50人以上の児童が在籍し、学芸会や運動会をしていました。材木をひっきりなしに盛岡へ送り、駅員が住み込みで働くなど活気に満ちていた時代がしのばれます。
 さてその後、大志田駅にも一度チャレンジしましたが、実はまだ見つけられません。浅岸駅から大志田駅までは13キロ、徒歩だと5時間位かかるそうです。両駅とも駅周辺には熊の目撃情報があるそうで、待合室には「熊がでます」という注意を促す盛岡駅長名の貼り紙があり、浅岸駅にいても熊が出そうで怖かった・・・。
 緑濃い季節にふさわしい、山奥の駅の話をしました。岩手は本当に面白いところですね。会社でドライブを企画する場合は、安全面とトイレが一番なので、浅岸駅や大志田駅に車ではいけませんが、JR山田線に乗る旅は企画できます。上盛岡、山岸と住宅街の駅を過ぎ、カーブを曲がるたびに鳴らす「プォー!」という警笛を聞きながら、とんがり頭の兜明神岳(1005m)がある区界駅まで、なだらかな高原風景の絶景を楽しむ。緑一色の車窓を皆で見に行きたいですね。
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さて六月の請求書を同封いたします。ご不明な点は各ケアマネージャーや総務までお気軽にお問い合わせください。
 毎日ちゃんと栄養を摂って蒸し暑いこの時期を乗り切って下さい。
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                     平成27年6月13日  総施設長 神原美智子
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2015年05月12日

平成27年5月 添え状より

拝啓 木の芽が萌え、山々が若々しい萌黄色、一年中で一番元気溢れる季節になりました。皆さまは如何お過ごしでしょうか。
 今年の加賀野の森「大お花見会」は4月24日(金曜日)に沢山の方にお越しいただき、無事開催することができました。
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        『高さ25m、加賀野の森の大桜の下で、毎年楽しみな野点』


 私は開会の言葉の時に、桜にちなんだお話をしたいと思い、前庭の桜のエドヒガンについて調べて驚いてしまいました。エドヒガンという木は、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜(ジンダイザクラ:山梨県北杜市の実相寺境内・国指定の天然記念物)や、樹齢1500年を超える淡墨桜 (ウスズミザクラ:岐阜県本巣市の淡墨公園内)など、ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種であるということ。だから、樹齢300年の石割桜や、樹齢400年の加賀野の森の桜は、まだまだこれからの木だったんですね。うーむ桜、恐るべし!
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                 『夜桜も見事でした』


 神代桜の今から2000年前というと、日本はまだ縄文時代です。中国は西暦0年あたり、漢帝国の時代。ヨーロッパならローマ帝国時代です。2000年前の昔の人達からしてみれば飛行機だって、トイレ、エアコンといった住宅の設備だって、テレビだって、特に携帯電話やスマートフォンなど現代は有り得ないことばかりではないでしょうか。
 では逆に、今から2000年後と言ったら、地球はどんな風になっているのでしょうか?
 たとえば映画を題材にとると、昔のサイレントからトーキーそしてカラー映画に移り、今は3D映画もあります。立体映像、映画もTVも、予測にすぎませんが、未来は脳に直接映像を送り込む?ようになるかもしれませんね。よく未来SFにでてきます。人間は寝たままで何もせず、脳の中で人の一生をただ夢見て終わるだけとか。未来についてはこのあたりが限度で、とにかく想像できません。恒星間宇宙あたりになると…人間が人間のままでいられるかさえ不明です。ですから2000年も生きる木があることがすごい驚きです。(これを丁度書いている時にNHKで、ドキュメント72時間「屋久島・巨木に集う人々」という番組をやっていました。縄文杉に来る旅人を72時間待ち構えてインタビューするという番組で、見ていたら屋久島の縄文杉はなんと樹齢7000年とか。気が遠くなりました。)
 いずれにせよ、とても貴重で御めでたい長寿の木がわが社の庭にあることを実感し、大切にしたいと思いました。


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            「今年も満開の桜にありがとう!」 桜に拍手


さて4月の請求書を同封いたします。また、6月から若干の変更事項がございますので、わかりやすく表にいたしましたので、ご確認ください。またお花見の時の写真は各施設回しますので、ご希望の方は希望番号をご記入の上、各施設の総務室スタッフまで、お声をかけてください。
 これから暑い季節に向かいますので、体調を崩されませぬよう皆様のご健康を心よりお祈り申し上げております。                       敬 具
                        平成27年5月12日 総施設長  神原美智子
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2015年04月08日

平成27年4月 添え状より

拝啓 世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (在原業平)。心浮かれるサクラの季節です。皆さま如何お過ごしでしょうか。
 今年の当社の「大お花見会」は4月24日(金)。

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この添え状を書いている4月8日現在、福島県中通りは満開ですが、盛岡はまだ堅い蕾。昨年の「大お花見会」は5月3日で葉桜でした。さて今年はどうでしょうか? 
 先日、実家のある郡山市近くの福島県石川でタクシーの運転手さんと交わした会話が楽しかったので、ちょっと書きますね。
 それは桜がもうすぐ咲く当りで、タクシーの中で私が「開花まで、あと1日、2日かしら?」というと、そうですね、と運転手さんは同意しながら曰く「皆さん、桜、桜と気にしますけど、紅梅、白梅もいまとても綺麗に咲いているんですがね。誰も梅の開花は気にしない。梅だって美しく咲くし、香りもするし、実も成る。梅の開花はいつか、と問う人がいないのは、頑張って咲いている梅に悪いと思うんですが」というのです。
 確かに紅梅、白梅の見事な時期で、目は梅に行くのですが「桜じゃなくて、これは梅」とか、いちいち桜を引き合いに出してしまい、言われてみれば梅に悪い、そんな気持ちになりました。ところが、次に別のタクシーに乗った時、この話をすると別のタクシーの運転手さん曰く「それは、引き際でしょう。桜はせいぜい1週間、パッと咲いてすぐ散ってしまう。その引き際が潔くて日本人の象徴、武士道と合致するんじゃないですか。それに花はふつう太陽の方を向いて咲くけれど、桜は下を向いて咲く。人間の方を向いて咲きますからね」と言うのです。どの運転手さんもなかなかのことを言う、と感心した次第です。
 『桜梅桃李(おうばいとうり)』という言葉があります。これは花が一度にパッと咲くという意味ではなく、それぞれの花が、その特性を発揮して、見事に咲き薫ること。同じように人間も、ありのままに人生を咲かせ、実を結ぶことができるということを、仏法では『桜梅桃李』にたとえて説いています。桜は桜らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、李(すもも)は李らしく、と。
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 「自分は大して意味をもたない存在じゃないか」とか自分に自信がなくなる時があります。しかし、だれ一人としてこの世に存在価値のない人なんてない、だれでも良いところもあれば短所もある。今いるこの場所で輝いていこう、「自分は自分らしくていいんだ」という『桜梅桃李』とは、勇気や希望を与える言葉です。
 さて3月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までお問合せください。春爛漫の時節柄、健やかなる日々をお過ごしください。       敬 具

                平成27年4月8日 総施設長  神原美智子
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2015年03月13日

平成27年3月 添え状より

拝啓 2月後半から例年に比べて暖かい日が続いていたので、雪解けが進んでホッとしたのもつかの間、11日に思わぬドカ雪!朝起きたら大変なことになっていました。25センチの降雪。また冬に戻ってしまい、このお天気に右往左往した方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。皆さまは如何でしたか。

 弊社では、今年は12日に新入社員の入社式を行いました。年齢層も幅広く、17名の新人が入社しました。全体には介護福祉士や看護師が数名ずつ、介護員や総務です。11日から2日間、オリエンテーション等を行い、その後各部署で研修を行っていきます。一日も早く仕事を覚えて頼られる存在になれるよう努力いたしますので、どうぞ厳しく!ご指導のほどお願いいたします。
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 噂には、介護業界は働き手が不足しているらしいのですが、お陰さまで就職の応募は他所より多いので助かっています。このお仕事は応募の年齢が幅広いのもその一因で、40〜60代でもフレッシュマンとして入社して溌剌と働いている人も多い現場です。   もはや「若いからよい」というステレオタイプの価値観は風化し始めているのかもしれません。
 1937年生まれの作家の桐島洋子女史が 「若いですね、と相手を褒めるのは、老いよりも若さを尊ぶ価値観の露骨な表明で、失礼な老人差別。心ある後輩方は、先輩を『お若い』ではなく、 『お綺麗』とか『お元気』といって褒めてほしい」 と、ある対談でお話されていました。意地悪な見方からすると、『お若い』はちょっぴり『お馬鹿』といわれているような印象もあるようです。 さらに女史は、欧米で流行の『アンチエイジング』に対しても反旗を翻し、 「エイジングとは熟成という意味。私が愛する骨董をはじめ、ワインもチーズも味噌もヴァイオリンも家具も、エイジングによって価値を増していくのにアンチエイジングとは何事ですか」と。
 誰でも、中高年になると容姿や体力、新陳代謝も悪くなり、衰えていくものです。けれど、知識や教養、精神を鍛え、内面を磨いていく人は、そこからはじめて人間としての内なる輝きをもてる。 また、生かされて光る・・・その輝きが、また、誰かを支えていくのではないでしょうか。 そして、あのパブロ・ピカソはこう言いました。

            「常にスタイルを変えよ 常に自己であれ」
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 自分に無理することなく、逆らわず、その時どきの時間、瞬間を楽しんで生きていきたいものですね。

 さて二月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は各ケアマネージャーや総務までお気軽にお問い合わせください。
 春寒の折り、どうぞ、お身体をおいといください。    敬具
 
               平成27年3月13日    総施設長 神原美智子
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2015年02月10日

平成27年2月 添え状より

拝啓  一月は行く(1)、二月は逃げる(2)、三月は去る(3)、と語呂合わせで、月日の早さをたとえますが、今年も1月はアッという間に過ぎてもう2月半ば、皆さま如何お過ごしでしょうか。
 今は三寒四温の時節、三日寒い日が続くと、その後には四日ほど暖かい日があるという寒暖をくり返しながら、もうすぐ春ですね。花の少ないこの時期、シクラメンを今どの施設にもおいています。
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シクラメンは篝火をたいているような花の形であることから、和名は篝火花(かがりびばな)と綺麗な名前です。惚れ薬や恋のお守りといわれていますが、もうすぐ2月14日でバレンタインディ、最近では女性が男性に送るだけでなく、お世話になっている同性にもチョコと送る感じで、それも楽しいな、と思います。
 その後、2月22日。この日は、ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)という猫の鳴き声の語呂合わせで、1987(昭和62)年にペットフード工業協会が 猫の日"に制定したという話、ご存じでしたか。
 自分の世界をもっている、ちょっと気まぐれな猫が大好き!という職員や知人が周りに数名いますが、猫をペットとしている方はほとんど一匹だけでなく、家族のように数匹と同居していますね。調べてみると全国的なブームの「ゆるキャラ」は、猫がとても多い。猫がトップランナーで幅広く活躍しています。ネットで数えたら、ゆるキャラ猫は、全国に43匹いました(もっといるかも知れません)。その中でも有名?なのは、宮城県の独眼竜ねこまさむね(伊達政宗公の三日月兜がトレードマーク)、滋賀県彦根市のひこニャン(彦根藩の2代目藩主・井伊直孝に縁のある1匹の白猫がモデル)などなど。
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でも、2014年のゆるキャラグランプリに輝いたのは、群馬県の「ぐんまちゃん」で、これは馬でした。あと千葉県船橋市のふなっしー、あれは名産の梨だそうですが。
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 この他、一昨年の秋から放送され、昨年、劇場版映画作品『猫侍(ねこざむらい)』として
公開された作品もありました。
 内容は、時は幕末。まだら目鬼と畏れられていた剣客、班目久太郎(北村一輝)が、加賀に
家族を残し江戸で浪人となり身をやつしていた。この困窮の男に舞い込んだ仕事が「猫を斬れ」というもの。飼い主を骨抜きにする玉之丞という白猫で、この猫との出会いが、無骨で強面の男の生活を少しずつ変えていく・・・。猫によって人とつながり、仕事よりも金よりも大切なものとは何かを知っていく男のドラマは最初から最後まで抱腹絶倒!愛くるしい目、しなやかな動き、ざるの中でまん丸になる姿、いたずら好きで、甘えん坊…そんな猫ちゃんの魅力が満載の映画だそうです。人間がいかに体裁にとらわれ、人生を小難しくしてしまっているか、猫の生き様を見て痛感したという人もいるのではないでしょうか。 と、私もネットで読んだので、早速DVDをとり寄せました。見てみます! その後、各デイサービスで見れるようにはしますが、案外私が知らないだけで、もう各デイで見てるかもしれませんね。百聞は一見に如かず、犬派のあなたも是非ご覧になってみて下さい。 ちなみに犬の日は、「ワン、ワン、ワン」で11月1日だそうです。 2月22の「猫の日」は猫好きの人も、そうでない人も猫の存在にちょっと注目してみましょうか。

 さて1月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は総務までご連絡ください。まだまだ寒さが厳しいですが、くれぐれもご自愛ください。  
敬具                              
              平成27年2月10日 総施設長  神原美智子
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2015年01月12日

平成27年1月 添え状より

明けましておめでとうございます。
 いよいよ新しい年、平成27年、乙未(きのとひつじ) 2015年がはじまりました。  皆さま、お正月はゆっくり過ごされましたでしょうか。
 弊社のそれぞれの施設では、新年最初のハレである1月1日は、年神様に1年の御加護をお願いするための大切な行事として今年も新年会から始まりました。これは徳寿の森が始まったころに、「ハレの日は華やかなほど厄を落とせる」とご入居の方に教えていただいてから、施設ごとにすべて手作りの豪華な御節料理を厨房スタッフが腕をふるい、事業所のリーダー達も出勤して、私や室長は晴れ着(着物)で皆さまと初春を共有しあい、一緒にケガレという難を逃れるつもりで新年会を行っています。
 今年は羊年。羊は群れをなして行動し、安泰や平和をもたらす縁起物とされています。穏やかで温かく、人に優しい一年であることを祈ります。

 ところで前回この添え状で、私の足の故障のことを書きましたが、紅葉ドライブでグランドホテルに行った時も私の周りのほとんどの方が足が不自由になってきたことを話されていました。私の足の場合は、もう痛みはとれて現在進行形で治りつつあるので、どう取り組んだかはそのうちお知らせいたしますね。私は皆さまの代表として、こういう時はどうするかを実践していると自負していますので。私なりの解決法をこれからもお知らせする役目があると思っています。

 すっかり治った件を話しますと、一年間悩んだ脂漏性皮膚炎です。昨年の一月に大学受験や国家試験が続き、夜遅くまで起きていた勉強のストレスなのか、頭に湿疹ができ、街のドラッグストアで「すごく効く」と言われた頭皮用の市販薬を買ってつけたところ、ヒリヒリして悪化させてしまいました。それか
ら病院に行って「脂漏性皮膚炎」と判断されてから、何度通院して薬をいただいたことか。 シャンプーにこだわったり、いろいろ試みましたが、約一年間効き目はありませんでした。
 脂漏性皮膚炎とは、皮脂分泌の多い頭部にフケ状の付着物を伴う湿疹や、薄い 痂皮(かさぶた)のような紅斑が見られる皮膚炎で、私はとくに夜に激しい痒みがあってもう一生続くのかしら、と落ち込んだこともありました。ところが最近、たった2、3日で改善し、今はフケも出なくなりました。
 治し方として、まずは病院を変えたところ処方される薬も違い、この薬が私にはあったようです。ただ、薬の付け方として、前の先生が慢性的にはつけない方がいいと話されていたので、薬はいつも付けていた訳ではなく、また薬が代わってすぐ治った訳でもありません。ある時、あまりの痒さに、痒み止めのアロマはないのかしら、とアロマの本を取り寄せてよく読み、書いてある通りに処方してみました。そうしたら、この薬とアロマとの併用で、本当に劇的に治ってしまったのです。
 これは症例として私にはこの方法があったということだと思います。なので薬の名前はあえて書きませんし、またアロマは直接肌につけてはいけないものもあるので、取扱いに注意を要します。でも「脂漏性皮膚炎」で治らなくてお困りの方にアドバイスはできると思うので、お声をかけてください。

 さて弊社の今年の目標は『楽しむ』です。今年も喜ばしいと感じることは中途半端にしないで楽しく行いたいと思います。弊社にかかわるお一人おひとりの笑顔をいただけるよう、日常は使命感をもって職員全体がケアを頑張る! その上で、誰でも参加できる企画もいろいろ実行していきます。どうぞ今年一年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。
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 ここに12月分の請求書を同封いたします。ご不明な点がありましたら、総務まで
ご連絡ください。これから一年中で一番寒い大寒を向かえますので、お風邪など
ひきませんようご養生ください。                       敬 具
              
                  平成27年1月10日 総施設長  神原美智子
posted by 施設長 at 15:50| 日記

2014年12月10日

平成26年12月 添え状より

拝啓 2014年もあとわずかになってきましたね。いろいろなことが思い出されます。今年も1月1日の新年会から始まって、大お花見会、夏祭り、紅葉ドライブ、今年初めての芸術の祭典「香葉祭」・・・。
 この添え状も当社のホームページに掲載されていますが、インターネットの 時代となり、YouTubeなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が普及して人と人とを結ぶ“つながり”が狭い世界だけでなく世界へと広がりを見せられた一年ではなかったでしょうか。当社にとっても自分のことだけでなく他の人のことも併せて幸せを考えるグローバル元年だったといえるかもしれません。

 わたし個人にとっては身体の‘故障元年’でもありました。昨年から試験続きで、介護福祉士も大学もこの他の資格試験も合格はできたのですが、家に帰ってからもデスクに向かっていることが多く、ストレス等で最初に頭皮が脂漏性皮膚炎になりました。次に4月から大学に通い始め、1分間で5階まで(学生はエレベーターは使えない等の張り紙を守って)1日数回繰り返していたら夏ごろから足をあげるたびに激痛が走り、階段はおろか車に乗るだけの作業すらできない!‘足が痛いってこんなに大変なんだ’(正座もできない! 車に乗るのが辛い!)ことを学びました。
 病院で以前足を痛めた後遺症が今でている“変形性膝関節炎”と診断され毎日のリハビリと1週間に一度のヒアルロン酸注射が必要と言われましたが、とても毎日は通院できず、1週間に一度通院していました。ところが困ったことに左足だけでなく、痛い足をかばったせいか右足の股関節の鈍痛が始まり、通院している足ではない方の、よほど反対の方が痛い状況になって一時は「私はもう歩けなくなるのか」まで思いました。会社のことや通学、以前通りの日常はこなしていましたが、暗澹たる気持ちの毎日でした。足の痛さは歩き方で一目瞭然、誰にも隠すことができず、入居の皆さまにエレベーターなどでお会いすると自分のことのように私のことを心配してくださり、心が温かくなりました。お声をかけて頂くたびにうれしくなりました。
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 歩けなくなって「会社にいけない、学校もやめるなんてできない!」と考え 北田さん【職員も「さん」付けします。ご了承ください】がリーダーの加賀野機能訓練センターでリハビリを受けて歩行訓練しようか、とか真剣に悩みました。何かの拍子に機能訓練センターのスタッフの一人である看護師の佐野さんが整体師でもあることを思い出し、初めて整体なるものをお願いして受けてみました。これは衝撃的でしたね。2.3回で、足が動くようになり、現在もう15回ほど受けていますが、足の痛いのをほとんど忘れています。なんでも困った時は社内を見渡せば解決法が見つかるのに、それを自分が忘れていました。

 今、大学の「地域社会論」の中で、歩道を車イスで歩くとどんなに危険か、 弱視や盲目の方の駅構内や、歩道の危険度等を考察する授業を受けています。 障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい人々が、他の人々と同じように生活し活動することが社会の本来あるべき 姿であるという考え方を“ノーマライゼーション”と言い、「障害をノーマルにするのではなく、生活条件をノーマルにすること」が今求められています。先日、東京に行った時、新宿駅で山手線のエスカレーターが見つからなかったり、階段しかない建物など、障害をもつと家から出られない、障害のない人が気づかない危険がいっぱいの状況が現実にあることも分かりました。
 こうした中で、今年も終わろうとしていますが、今後福祉の中にいる自分達のできることを、来年も会社一丸となって実行していきたいと思います。今年一年のご愛顧、心から感謝いたします。一年間本当にお世話になりました。
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来年は訪問看護ステーション(機会をみて佐野さんもこちらに所属し、個々に医療的なお手伝いもできる状況にします)や、八幡平市に新たな通所介護などを開所いたします。
 さて11月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は、019−681−3212の総務まで。1月1日はどの施設も新年会で幕開けしますのでお楽しみに!年末にかけて、お風邪などひきませんようご養生ください。         
敬具
                       平成26年12月10日 総施設長  神原美智子
posted by 施設長 at 23:23| 日記

2014年11月12日

平成26年11月添え状より

拝啓 
 先月末の紅葉ドライブ「八幡平サラダファームコース」の時、焼走り付近を走行中に、今年最初の雪の華が、見事に紅葉に彩られた東八幡平の森の中を舞っていました。
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厳しい冬の到来を隠して「雪が降る」というよりは、慈愛に満ちた天女の衣を纏った雪の精が、優しい季節の到来を告げるかのように、ふわりふわりとどこまでも優雅に踊っているようでした。
 
 なんとその時、大小の11台の車を連ねたドライブで、大名行列みたいでしたよ。皆さまの中にも「雪だ、雪だ」と私たちスタッフと一緒に歓声をあげた方が、おいでになるのではないでしょうか? 
 早いもので、今年も残すところ1カ月半となってしまいました。時間の速さのスピードは、年々早くなっているような気がしますが皆さまは如何お過ごしでしょうか?

 前月の添え状にイベントのお知らせを同封いたしましたが、お陰様で今年の『合同紅葉ドライブ』は、無事事故もなく全4コース終了いたしました。それぞれのコースごとに40〜60人のご参加をいただき、大盛況の中に開催すること ができ、全部のコースにご参加の方も数名おりまして、本当にご協力ありがとうございました。
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 また同時期に行いました、全館合同芸術祭「香葉祭」にも、皆さまから沢山のご出品をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。墨絵、油絵、焼物、手芸、クラフトなどを、当社の香寿の森に展示して、たくさんの方にご見学いただきました。
  
 盛岡グランドホテルで行った「2014年 徳寿・福寿・香寿・加賀野合同豊穣祭」で踊りをご披露してくださった蛇口さんは、私の町内会の方で、80代です。南部音頭など、皆さまがよく分かるものを選曲してくださり、気がつけば当社スタッフ、皆さま方、檀上で輪になって踊ったことも、楽しい思い出になりました。
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 話は変わりますが、今年から私が大学に再入学した話は前にしましたね。いつも授業の始まりギリギリに行き、『老化防止のため学生のエレベーターの使用を禁ず』と貼ってある紙に従い、4階や5階まで1分で昇る、というのを繰り返していたら、3カ月目頃位から階段を昇るどころか、足を動かすと痛くて歩行さえ辛い状況になってしまいました。そこでどこの病院がいいかスタッフに聞いて、1週間に1回通院していました。しかし、私の身体はこれだけでなく試験勉強や会社のこと、かなり負担をかけているようで、全身の湿疹に悩んだり、現在進行中です。
 足が痛いってこういうことか、もう歩けなくなるのかなぁ、と複雑な気持ちの中で、痛い足にどう向き合ったか、また身体のその他の故障にどう対応しているか、これから本音で皆さまにお伝えしていきたいと思います。もちろん身体のことは個人差のある話ですが、分かっていただきたいのはどんなことも一人で悩まず相談していただきたい″ということ。当社には頼もしいケアマネージャーもいますので。

 最後に、11月3日に「東久邇宮文化褒賞」という賞をいただきました。よくわからなかったのですが、東久邇宮文化褒賞というのは、三大宮様賞の一つであり、〈高松宮賞・・スポーツで優秀だった方を顕彰、秩父宮賞・・医療に貢献した方を顕彰、東久邇宮賞・・文化や善事に尽くされた方を顕彰〉という賞らしいですが、私の場合、まだ何もできていないので、『これからを励ましてくださる賞』と受け取り、今後ますますスタッフとともに精進をいたします。
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 さて十月分の請求書を同封いたします。ご不明な点は、お気軽にお問合せください。これからは日毎に寒さが加わりますので、お体にはくれぐれもお気をつけください。                                      
                                 敬 具

                   平成26年11月12日 総施設長 神原美智子
posted by 施設長 at 00:00| 日記